青史出版
南光坊天海の研究 なんこうぼうてんかいのけんきゅう
宇高良哲著	Ａ５判　４３４頁 〔品切〕 ISBN978-4-921145-47-7 C3015
２０１２年１０月１日発行
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	比叡山の復興に努め、日光輪王寺や上野寛永寺の建立に尽力するなど、天台僧としての活躍とともに、徳川家康の知遇を得て江戸幕府の政務にも関わり、またその臨終に立ち会った天海の全貌を明らかにする。特に、現在に多数伝わる発給古文書の真偽を検討して真筆を見極め、その成果をもとに108歳という長寿を全うしたと伝わる謎多い天海の実像と多彩な活動を明らかにする。 　　　　 　【目次より】　 　　はじめに 　　第一章＝天海の出自と没年齢 　　第二章＝南光坊天海と徳川家康 　　第三章＝天海と日光 　　第四章＝近世天台宗教団における南光坊天海の役割−特にその仲介・斡旋行為を中心に− 　　第五章＝南光坊天海の天台宗寺院への朱印状斡旋 　　第六章＝南光坊天海の書籍蒐集について 　　第七章＝南光坊天海の加持祈祷と易占 　　第八章＝天台宗南光坊天海と真言宗知足院光誉−特に肥前国一宮争論を中心に− 　　第九章＝南光坊天海と佐賀藩主鍋嶋勝茂 　　第十章＝南光坊天海の大僧正補任年次考−「南僧正天海」の発給古文書を中心に− 　　第十一章＝「南僧正天海」署名の発給古文書について 　　第十二章＝南光坊天海の発給古文書について−自筆書状の特定を中心に− 　　第十三章＝江戸時代の天台宗檀林寺院の変遷 　　第十四章＝関東天台の本末制度−特に天海の東叡山直末制度を中心に− 　　第十五章＝天台宗触頭寛永寺執当譜年次考 　　索　引 　　あとがき
著者紹介 （うだか・よしあき） 　　　　　昭和17年 埼玉県生まれ 　 　　 　昭和39年 大正大学文学部卒業 　　　　　昭和44年 同大学院博士課程修了 　　　　　　　　　　大正大学教授・三康文化研究所研究員などを経て、 　　　　現　　　在　大正大学名誉教授　文学博士 　　　　主要編著書 　　　　　　 『江戸浄土宗寺院寺誌史料集成』(大東出版社)、『関東浄土宗檀林古文書選』(東洋文化出版)、 　　　　　　『喜多院日鑑』(全16巻、文化書院)、『近世関東仏教教団史の研究』(文化書院)