青史出版

論義の研究
ろんぎのけんきゅう

智山勧学会編 A5判 382頁

 
定価 9,350円(税込)

    ISBN978-4-921145-04-0 C3015
2000年3月31日発行
 
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   〈序文−宮坂宥勝〉より

   論義は経論の義理を問答決択するのに起源する。
   インド大乗仏教の時代に論師達が盛んに経論の趣旨とする
   ところを対論して決択することがおこなわれた。
   ・・・・本書には、南都興福寺の論義、天台の論義、真言の
   論義について、気鋭一線の学究による玉稿を収めてある。
   また、付編に高井観海先生の「冬報恩講論議の研究」がある。
   ・・・・日本仏教で伝統ある論義を各派別に研究して、その実
   際を明らかにした本書は、類書のないものとして画期的な意
   義をもつといえよう。・・・・          

   
   【目次より】
    序 宮坂宥勝
    T 興福寺の論義
        慈恩会竪義と毎日講=多川俊映
        法相の論義=楠淳證
    U 天台の論義
        天台論義の形成過程=清原恵光
        天台の論義−草木成仏−=野本覚成
    V 真言の論義
        高野山の論義−山王院竪精の本講論義−=静慈圓
        新義真言の論義 (1) 論義の概要=榊義孝
                (2) 智山の論義=本多隆仁
                (3) 論議の意味と位置=栗山秀純
   付編 冬報恩講論議の研究=高井観海
   『塵塚』−新義方論議作法−=栗山秀純
   あとがき 小峰彌彦