青史出版

中世前期の身分制と村落共同体論

ちゅうせいぜんき の みぶんせい と そんらくきょうどうたいろん

北爪真佐夫著 A5判 350頁

定価 9,350円(税込)

ISBN978-4-921145-39-2 C3021
2009年12月20日発行
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侍=御家人、郎党=郎従など、鎌倉幕府体制下の身分を論じる。また、御家人同士の結びつきのもとともなった「猶子(ゆうし)」に注目、その実態を明らかにする。
さらに、近代以前の村落共同体の性格と解体過程を探る。そしてその延長上で沖縄の「ユイ」に着目、本州では消えつつある「結」が沖縄で復活した背景を考える。歴史学の枠を越えて社会学との共同研究の成果を結実させる著作。


 〔目 次〕
   序にかえて
  第一部
    はじめに
    第一章 鎌倉期の武士身分内の身分について
    第二章 鎌倉幕府体制下の諸身分について(一)
    第三章 鎌倉幕府体制下の諸身分について(二)
    第四章 猶子について
   第二部 
    第一章 近代以前の「地域共同体」の性格とその解体過程
    第二章 中世における山野領有と利用をめぐる諸問題
    第三章 沖縄における村落(字)と共同店
    第四章 田村浩と沖縄―とくに地割と共同店について―
    補 論 丸子における製糸業の発展 
   あとがき
   
        著者紹介 = きたづめ・まさお
              昭和10年  群馬県生まれ
              昭和35年  国学院大学文学部史学科卒業
                      元・ 札幌学院大学名誉教授